クレメンス ・オウアー
略歴
ガスタイン欧州保健フォーラム会長
オーストリア
任期: 2022-2024
クレメンス・オウアー博士は、2003年3月、当時のオーストリア連邦保健大臣の首席補佐官に就き、オーストリアの公衆衛生の制度を主導する公職としての道を歩み始めた。2015年9月~2018年は保健省の事務局長を務め、オーストリアの保健医療制度(保健医療の計画、資金調達、質の向上、デジタル化)と国際情勢(EU、WHO、OECD、UN)に加え、公衆衛生と食品安全の監督(オーストリア保健・食品安全局)を担当した。2005~2018年は連邦保健局の局長として、特に、公的な保健医療制度とオーストリア共和国連邦の病院融資に関する全体的な計画を担当し、その年間予算総額は約300億ユーロに上った。
2018年から保健省の特使を務め、2019~2022年は、ジュネーブにあるWHOの欧州地域事務局の執行理事会の理事および副理事長を務めた。2020~2021年の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミック下においては、オーストリアのナショナルコーディネーター代表、および、EU市民4億5千万人分のワクチン確保に向けた共同調達委員会の共同委員長を務めた。2022年6月に65歳を迎え、保健省の職を退いた。
学術的な専門は哲学と政治学であり、博士号を取得している。