WHOは災害対策や健康危機管理の分野において、地域間および国際的な知識と経験の共有を促し、2018年より、政策やプログラムに資する科学的根拠を構築するための専門家ネットワークを組織しています。「 災害・健康危機管理に関するWHOグローバルリサーチネットワーク(Health EDRM RN)」の事務局を務めるWHO神戸センターは、2023年11月14日、本ネットワークの代表者会議の開催に合わせて、“災害・健康危機管理(Health EDRM) 2024年研究戦略:専門分野間の壁をこえた部門横断的アプローチの推進”をテーマにしたフォーラムを開催しました。今回のフォーラムでは、WHO神戸センターが拠点を置く関西地域および日本の専門家と、WHO 本部と全地域事務局の専門担当官が一堂に会し、知見の共有や研究促進のためのディスカッションを行いました。
フォーラムはWHO神戸センター協力委員会の協力を得て開催されました。開会式では、協力委員会を代表して、兵庫県の山下輝夫保健医療部長より、震災経験を世界の防災やレジリエンス向上に役立てることへの期待が述べられ、また、WHO神戸センターのサラ・ルイーズ・バーバー所長より、WHO本部および各地域事務局、さらに国内外の専門家やステークホルダーをと連携した研究活動の推進と、研究成果を政策や現場での実践に活かすための手法や資源調達の重要性が強調されました。
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