
世界的な人口高齢化を踏まえたUHCの推進に向け、医療・介護サービスの提供システム、それを支えるための持続可能な資金調達、およびUHCの適正な評価指標や測定方法に関する研究を進めています。
慢性疾患の急増による若年層の罹患や早世は、低・中所得国(LMICs)の保健医療システムにとって大きな課題となっています。慢性疾患を抱える人々の健康と福祉にとって、質の高い保健医療サービスを提供することは極めて重要です。本稿では、医療提供者への診療報酬の支払い方式を含む、保健医療サービスの購入にかかわる取り決めが、質の高いサービス提供に及ぼし得る影響について考察します。このバックグラウンドペーパーは、主に慢性疾患の本質、医療の質管理における重要要素、LMICsにおける優先課題、そして保健医療サービスの購入手段がもたらしうる効果について理解を深めることを目的としています。
活動内容
目標は「さらなる10億人へユニバーサル・ヘルス・カバレッジを届ける」こと
WHO神戸センターでは、WHOが掲げる「さらなる10億人へユニバーサル・ヘルス・カバレッジを届ける」目標を達成するための各国の挑戦を支える研究を進めています。
世界的な人口高齢化を踏まえたUHCの推進に向け、医療・介護サービスの提供システム、それを支えるための持続可能な資金調達、およびUHCの適正な評価指標や測定方法に関する研究を進めています。
「災害・健康危機管理に関するWHOグローバル・ネットワーク」の事務局を務めるとともに、震災の被害と復興の経験をもつ関西を含む日本、そして世界の専門家と協力しながら、健康危機への備え、緊急対応などについて研究しています。
WHO神戸センターがWHO本部の一部門であると同時に、神戸グループからの多大な支援を受けて設立に至った点を踏まえ、グローバルとローカルの両方にまたがった活動を展開しています。