超高齢社会が成熟する中、高齢者のケアへのアクセスが社会課題として認識されています。日本を筆頭に世界の多くの国で今後少子高齢化の加速が見通されることから、すべての人の健康と福祉を実現する上での社会・経済的な課題と対応の可能性について、グローバルとローカルの両視点からの検討が求められます。第15回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会にて開催する本フォーラムでは、複数の分野にわたる研究、ならびに、一地方自治体の実践例を紹介し、パネルディスカッションを行います。専門家の発表では、国際保健的な観点からのグローバルな動きや研究、医療経済からみた日本の高齢者におけるアンメットニーズの分析、更には日本のアンメットニーズに関する社会疫学的観点からの考察、NCD疫学の観点から捉えたアンメットニーズの傾向等についての研究など、様々な観点から行われた分析をもとに、高齢者の医療や介護におけるアンメットニーズにフォーカスした議論を行います。
座長:冨岡 慎一(WHO神戸センター)
登壇者・演題:
ローゼンバーグ 恵美(WHO神戸センター) 高齢化に対応したプライマリ・ケアに向けたWHOにおける研究
上村 一樹(甲南大学) 日本の高齢者の医療費支出と満たされていない医療ニーズの傾向
三浦 克之(滋賀医科大学) 誰一人取り残さない高血圧対策は可能か
近藤 尚己(京都大学) 「だれも取り残さない」地域包括ケアのデータサイエンス
吉田 由佳(兵庫県養父市役所) 「社会的処方」の実践
日時: 2024年6月9日(日) 14:30~16:00
場所: アクトシティ浜松 コングレスセンター 第5会場(31会議室)
※現地開催に加えて参加登録者向けにライブ配信が予定されています。
※大会終了後のオンデマンド配信は、当センターウェブサイトにて視聴できます。
言語: 日本語
参加登録:第15回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会への参加登録についてはこちら
お問い合わせ:wkc@who.int