2025年に迎えた設立30周年

2025年に迎えた設立30周年

 

WHO神戸センターは1995年、当時の兵庫県知事と神戸市長からWHOに対して行われた、国際的な健康開発に貢献するための画期的な提案を受け、神戸で設立されました。

当センターは30年を通して、健康や開発の分野で今後予期される課題や新たに発生した課題に取り組み、日本と海外の社会的・技術的イノベーションに関して情報交換を促すことで、同様の課題に直面する他の国々とともに得た教訓や知見を共有してきました。

近年は、人口高齢化を踏まえたユニバーサル・ヘルス・カバレッジの実現に向けた保健システムの推進や、健康危機と災害リスクへの備えの強化に寄与する研究に取り組んでいます。また、兵庫県や神戸市をはじめとする関西地域における連携や地域コミュニティへの貢献は、私たちの活動の礎となってきました。

これらの活動および成果は、国内外の機関との共同研究やパートナーシップに支えられてこそ実現可能であり、最後の10年間だけでも150以上の関係機関と協働しました。

30年にわたる神戸グループ(兵庫県、神戸市、神戸商工会議所、株式会社神戸製鋼所)のたゆまぬご支援と、兵庫県および神戸市の皆様のご支援・ご協力に、心より感謝いたします。

健康開発に対する当センターの30年間の実績をまとめた報告書とビデオを下記よりご覧ください。

WHO健康開発総合研究センター : 30周年記念報告書、1995–2025年