本書は、高齢化社会におけるユニバーサル・ヘルス・カバレッジのモニタリングをテーマとした一連の出版物の一つです。WHO 健康開発総合研究センター(WHO 神戸センター)の委託を受け、特定のWHO地域に焦点を当て、高齢人口の満たされていない医療・社会的ケアのニーズに関して、文献をレビューし、関連する質問項目を含む既存の調査データを特定し、利用可能な調査データの探索的分析を行うことを目的とした調査研究に基づいています。本文書は、WHO西太平洋地域に関する調査レポートのエグゼクティブサマリーです。
京都大学で講演
西太平洋地域における高齢者の医療・社会的ケアに関わるアンメットニーズの定量化とその政策要因の分析
災害・健康危機管理に関するWHOナレッジハブ
災害・健康危機管理(Health EDRM)において、エビデンスに基づく政策やプログラムの立案・実施には、研究と経験から得られたエビデンスと知識が重要な役割を果たします。
災害・健康危機管理に関するWHOナレッジハブは、Health EDRMの研究力強化のために最新のエビデンスと知識を提供するオンライン情報共有プラットフォームです。政策立案者、研究者、医療関係者、一般市民など様々な関係者に向けた、政策と実践にエビデンスを反映させるためのリソースです。
WHO神戸センターは、2018年のWHO災害・健康危機管理に関する専門家会議で特定された5つの主要な研究テーマである、Health EDRMの研究手法、保健医療データ管理、メンタルヘルスと心理社会的サポート(MHPSS)、コミュニティにおける防災人材育成について研究プロジェクトを開始し、マルチメディア学習教材を作成しました。また、Health EDRMの研究とナレッジハブで、これらの活動で得られた研究のエビデンスとリソースを公開しています。
災害による健康への影響を軽減するためのメンタルヘルスと心理社会的サポート(MHPSS)プログラム及び政策を改善するためのエビデンス
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミック下における精神的ストレス軽減のためのデジタル介入アルゴリズムの開発
コミュニティの回復力強化に向けた戦略に関する体系的同定および評価
新型コロナウイルスのパンデミック下における、社会全体でのアプローチを用いた災害・健康危機管理の事例