- ホーム/
- 活動内容/
- 災害・健康危機管理/
- 研究手法の標準化と向上/
- ガイダンス各章/
- セクション4:研究デザイン/
- 4.10章 災害・健康危機管理介入の研究・評価 におけるロジックモデルの活用
セクション4:研究デザイン
4.10章 災害・健康危機管理介入の研究・評価 におけるロジックモデルの活用

Section navigation
- セクション4:研究デザイン
- 4.10章 災害・健康危機管理介入の研究・評価 におけるロジックモデルの活用
- 4.1章 介入効果評価の研究デザインの基本原則
- 4.2章 課題の評価:基本的統計
- 4.3章 クラスターランダム化比較試験
- 4.4章 良質なデータの収集と管理
- 4.5章 発展的統計テクニック
- 4.6章 健康関連リスクのモデル化
- 4.7章 災害・健康危機管理における経済的影 響の評価
- 4.8章 地理情報システム (geographical information system)
- 4.9章 リアルタイム症候群サーベイランス
- 4.11章 災害・健康危機管理におけるコミュニ ケーションの研究と研究のコミュニケーション
- 4.12章 質的研究
- 4.13章 混合研究法を用いた複雑性への対処
- 4.14章 災害下における自然実験
- 4.15章 モニタリングと評価
著者:Kneale D, Bangpan M, Thomas J, Waddington HS.
第4.10章では、災害・健康危機管理におけるロジックモデルの活用について、以下の項目に沿って、示されています
- 災害・健康危機管理における研究・評価におけるロジックモデルの重要性
- 研究・評価プロジェクトの指針となるロジックモデルの構築と活用方法
本章について
災害・健康危機管理では、介入、行動、戦略がどのようなメカニズムで機能するのかが不明確な場合があります。ロジックモデルは、これを調査し、災害・健康危機管理の研究から得られた知見を意思決定者に伝え、介入の実施計画の立案に役立てることができます。これには、関連する成果の特定や介入の実施状況のモニタリングが含まれます。
本章では、ロジックモデルの重要性、また、ロジックモデルが介入策の機能を概念化するのにいつ、どのように使われるかを示します。本章では災害・健康危機管理に焦点を当て、ロジックモデルを作成・維持するための13のステップの枠組みを提供します。また、この章では、ロジックモデルに関連する多くの用語と、これらのモデルが様々な調査や評価研究でどのように使用されるかを説明しています。
本章のキーメッセージ
- ロジックモデルは、アウトカムを変化させるために介入がどのように「機能」すべきかを概念的に考えるための有用な基礎を提供するものである。ロジックモデルは、介入のインプットとアウトプット、アウトカムとインパクトを結びつける段階を図式化したものです。
- ロジックモデルは、仮定を反映し、より複雑な関係を説明するために使用することができます。
- ロジックモデルを開発する際に従うべきステップはいくつかありますが、おそらく優れた実践の最も重要な要素のひとつは、ステークホルダーによる研究チームにより立てられた(潜在的に誤っている可能性のある)仮説の妥当性の検証し、その過程を通してロジックモデルを構築することです。